2人目の壁高く、「2人目望む」人が過去最低、職場の理解促進もカギ/民間調査
明治安田生命の「子育てに関するアンケート調査」(2025年9月)は、少子化の進行と家庭の実態を明らかにしました。0~6歳児をもつ既婚男女のうち「2人目を望む」割合は33.3%と過去最低で、年齢・収入・生活費への不安が主因である。一方、約7割が「経済的・働き方の改善があれば2人目を望む」と答え、柔軟な働き方の普及も壁を越える鍵とされた。子育て費用は平均月額4.1万円で高止まりし、8割超が負担を感じるが、「習い事を節約しない」親が多く(節約率15.1%)、教育を“将来への投資”とみなす傾向が強いようです。働き方では、共働き妻の7割が子育てのために就労を制限し、「預け先不足」「夫の長時間労働」が要因。7割超が「もっと働きたい」と回答し、保育環境整備と夫の柔軟勤務が課題である。男性の育休取得率は42.1%と過去最高で、職場理解の進展が背景。ただし実際の育児分担は妻7割・夫3割と偏りが残ります。I活用では6割が「子育てに使いたい」と答え、「離乳食提案」「夜泣き対応」など実用的支援を期待。一方で「愛情や共感はAIで代替できない」と慎重な声も4割ありました。理想の父母像は、パパ1位が杉浦太陽、ママ1位が北川景子で、夫婦協力型が理想として共感を集めています。


