エン・ジャパンは「2026年ミドルの求人動向」調査結果を発表しました。調査には１170名の転職コンサルタントから回答を得ています。調査では、81％が35歳以上のミドル人材向け求人は2026年に増加すると予測しており、その理由として最も多かったのが「若手人材の不足により、採用年齢の幅を広げざるを得ないため」でした。また、ミドル転職が活発化する背景には、人手不足の深刻化や管理職層の不足、事業拡大やDX推進による即戦力採用の増加が挙げられます。増加が見込まれる領域は、業種では建設・不動産、職種ではIT・Web系技術職、年齢層では40代前半、ポジションでは課長クラスが中心となっています。さらに、68％が直近2〜3年でミドルに求められるスキルが変化していると回答。専門性と業務遂行力に加え、チームをまとめるマネジメント力や環境変化への対応力の重要性が高まっています。今回の調査は、ミドル層の採用市場が拡大し続ける実態を示す結果となりました。